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アドラーから学ぶ人間関係の悩みを無くすための3ステップ

ライフ

人間関係の悩みは、アドラー心理学が参考になります。人生の悩みはすべて対人関係の悩みであると断言したアドラーの人間関係の処方箋を見ていきましょう。

1.課題の分離

課題の分離とは?

アドラーは人間関係の悩みの原因は、課題の分離ができておらず、自分の課題だけではなく他人の課題まで背負い込んでしまうことにあると言います。

例えば次のようなケース。

  • 相手からどんなふうに見られているか気になる。

人に悪い印象を与えないよう、気をつけることはできるでしょう。ここまではあなたの課題だと言えます。しかし、結果的に相手があなたのことをどう見るかは、自分でコントロールすることはできません。あなたのことをどう見るかは、あなたの課題ではないのです。これは相手の課題です。

他にも

  • 子供が勉強をしない:勉強をするかしないかは、最終的に子供自身の責任であなたの責任ではありません。
  • 親と仲が悪い。関係を改善したい:そのための努力をするのは、あなたの課題です。しかし、最終的に仲直りすることを親が受け入れるかどうかは、親の課題です。
  • 恋人の機嫌が悪い:機嫌を直すのは、 あなたの役割ではありません。機嫌を良くするか悪いままにしておくか決めるのは、恋人自身の責任です。

つまり、課題の分離とは、どこまでが自分のコントロールのおよぶところなのか、どこまでが自分の責任なのか、その境目を知るということなのです。

人間関係が悪くなる一番の原因

人間関係の悩みのひとつで、仲が悪くなるといったものが挙げられると思います。

人間関係が悪くなる一番の原因は、相手の課題に土足で踏み込むことだとアドラーは言います。

例えば、

  • 子供に勉強をしなさいなど、口うるさくする。
  • 求められてもいないアドバイスをする。
  • 他人の進路に口を出す。

想像してみてください。

自分が同じようにされたら、どう思うでしょうか?それが一週間、一ヶ月、一年、十年と続いたらどうですか?

相手の課題に踏み込むということは、心理的に相手のテリトリーに踏み込むことです。それは、何の断りもなく、相手の家にあがりこむのに似ています。勝手に家に入ればトラブルにもなりますよね。そして、それはとっても失礼なことですし、相手を尊重しない行為です。

人との関係を良くしたいなら、自分の課題と相手の課題を見極めて、他人の課題には無礼に踏み込まないようにしましょう。

相手の課題かどうか見分ける為のたった1つの質問

「その問題を放っておいて、困るのは誰か?」

これを考えることで、それは自分の課題なのか相手の課題なのか見極めることができます。

もし、放っておいても自分が困らないものは、相手の課題です。相手の判断・行動を尊重してあげるようにしてください。

でも、放っておくこともできない!
そんなときは、どうするの?

「困ったことがあったら、いつでも力になる」こう伝えましょう。

そして、相談された時のために、様々なケースの解決策を調べておくと良いと思います。

相談に来るかどうかは相手の課題ですが、相談に適切なアドバイスができるか(またはしたいか)どうかはあなたの課題だと言えます。

信頼関係が大事

何より大切なのが、相手が困ったときに気軽に相談ができる関係作りをしておくこと。

特に、親子や恋人、夫婦など近しい間柄であればあるほど、大切になってきます。

2.横の関係

横の関係とは?

人と接するとき、上下関係(縦の関係)ではなく、対等な立場、友人のような立場で関わることを横の関係と呼びます。

なぜ、横の関係が必要か?

縦の関係は、相手の勇気を挫く

縦の関係は、 相手の勇気をくじいたり、自己肯定感を下げることにつながります。

縦の関係で関わると「自分は人よりも能力がない」「あの人より劣っている」というふうに刷り込みがおこります。

すると、相手のモチベーションは下がり、相手の本来持っている力を発揮することを妨げてしまいます。

自分自身の勇気も挫く

それに、人を下に見るということは、自分も誰かの下にいることを暗示しています。

つまり、縦の関係とは「誰かに比べて能力がない」「誰かよりは劣っている」自分自身にも刷り込み、モチベ-ションや能力の発揮を妨げる考え方だと言えると思います。

ですから、人のためだけではなく自分自身のためにも、縦の関係から横の関係に切り替えることをおすすめします。

3.ゴールは共同体感覚を共に育むこと

共同体感覚とは、人が幸福になるために最も大切な感覚だと、アドラーが考えていたものです。

アドラー自身この言葉を明確に定義していないため、共同体感覚がどういったものを指していたのかはわかりません。

しかし、 後のアドラー心理学の研究者たちは共同体感覚をこう定義しています。

共同体感覚=所属感+貢献感

つまり人といて「私はここにいていいんだ」「私は彼らが役に立っている」という感覚が共同体感覚であると研究者たちは定義しています。

ちなみに私は、もう少し具体的にアドラーが示した幸福の3条件で、共同体感覚を捉えるようにしています。

アドラーが語る幸福の3条件とは

アドラーは、人が幸福感を感じるためには、3つの条件が揃う必要があると言いました。それが次です。

  1. 自分OK(自己受容:自分の良い面も悪い面にも、それでいいと思える)
  2. 他人OK(他者信頼:他者信頼の前に他者受容がある。相手のいい面も悪い面も含めて、それでいいと思えた時、相手を信頼できるようになる。)
  3. 私は貢献できる(社会貢献:人に対して社会に対して、自分は貢献できる力がある。貢献できていると感じること。近年の研究でも、貢献感を高まると幸福感が増すことがわかっている。自分にOKが出せ、他人にもOKが出せたときに、自然と誰かのために貢献したいと思えるようになる。)

この3つを育むことが、共同体感覚を育むことであると私は思っています。

そして、1番目の「自分OK」ができるようになると、他の2つは自然とついてきます。

自分にOKが出せるようになるには?

自分に OK が出せるようになるためには、否定グセを直すことです。

そのためのエクササイズとして次のものが有効です。

  • エクササイズ:自分の悪いところ、足りないところ、できていないところではなく、「とはいえ、ここはいいところだな」「こういったものはあるな」「こういったことはできているな」と、今あるものに目を向けることです。

そうすると、否定グセは徐々に直っていきます。

1日1つでいいので、今日よかったところ、 今日できたこと、今あるものを考えてみるようにしてみてください。

今すぐ試してみよう!

深呼吸してイメージしてみてください。

  • 今日良かったこと
  • 今日できていたこと
  • なんだかんだでこういったものはあるな~と思えるもの

は何でしょうか?

もう一度深呼吸して、1つ言葉に出してみてください。

どんな気分になりましたか?

最後に

今回は、 自分が抱える人間関係の悩みを解決するための処方箋を紹介してきました。

でも、できれば自分だけではなく、あなたの周りの人々にも人間関係の悩みを減らすお手伝いをしてあげてください。

やることは単純です。課題の分離をして横の関係でかかわるだけでいいのです。それだけで、少なくともあなたとの間では、人間関係の悩みを感じることはなくなるでしょう。

人にも、あなたと一緒にいて「自分OK」「他人OK」「私は貢献できる(貢献したい)」そう思ってもらえる対人関係を目指していただけると私はうれしいです。

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