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スランプは成長の兆し?スランプにハマる2つの原因と脱出法

スキル

スランプにハマったときって凹みますよね。

いくらがんばっても、全然、成果が出ない。どんどん空回りして、自己嫌悪に陥ってしまう。

そして、さらにミスが増えたりといろいろと大変です。

スポーツの世界では、どーしてもスランプから抜け出ることができずに、引退してしまう人もいるとか。

今日は、そんなスランプの正しい理解と原因、解決策をご紹介します。

スランプは成長の兆し?

スランプに陥る原因は大きく分けて二つあります。

いつもの感覚と違う

ひとつは自分のイメージと実際のプロセスや結果に微妙なズレが生じている場合です。

例えばゴルフなどのスポーツでは、ほんの少し、いつもの感覚と違うというような状態です。

次のステージに入る直前でスランプは起きる

二つ目はあなたが成長するときに行きます。

努力の積み重ねによって新しいステージが見えてきたとき、その新しいステージでやろうとしているイメージと、今現在のあなたの技術が追いついていない場合に起こります。

これはスランプではなく、さなぎが蝶になる過程で必要なもがきのようなものです。

コントロールするとドツボにハマる

それぞれ原因は違いますが、共通してやってはいけないことがあります。

それはよりうまくやろう、より上手にやろうとコントロールしようとすることです。

例えばスポーツの場合人間の体には何百何千という筋肉があります。

それら全てを意志の力でコントロールすることは可能でしょうか?

何百何千と言う筋肉一本一本を完全にコントロールすることは可能でしょうか?

多くの人たちはそれが出来ると勘違いしてしまいドツボにハマっていってしまうのです。

ではどうしたらいいのか?

ヒントはインナーゲームにある

インナーゲームとはテニスのコーチであるティモシー・ガルウェイという人物が、発見したコーチング理論の一つ。

長年テニスのコーチとして指導を行ってきたガルウェイですが、ある時からこんなことをします。

「今日1日は生徒たちにテニスを一切教えずに、生徒を観察する」というものです。

そこで驚きの発見をします。それはテニスを教えている時よりも、何も教えていない時の方が生徒のパフォーマンスが高かったということです。

普段できていなかったフットワークが自然とできるようになっていて、普段できていないラケットのホームができるようになっていた。

そしていつもと同じように教え始めると全くできなくなってしまう。

「これは一体何なんだろうか」

それを突き詰めていった結果、見つけたのがインナーゲーム理論です。

2つのセルフの対立によりパフォーマンスが落ちる

ガルウェイが発見したのは、テニスのプレー中に内面で対立が起こっているということです。

それは本能と自我の戦いです。体の自然な動きをしようとする本能と、それを制御しようとする自我の対立です。

この対決の結果、本来あるはずのパフォーマンスを妨げ、動きの習得を妨げているのです。

自我を黙らせれば、本能が勝手に修正する

ガルウェイ氏は言います。「人の本能には、自動修得機能、自動修正機能が備わっている」と。

あれこれ考えずに、自分の動きや感覚を観察し続ければ、 違和感があるところは自動的に修正し、パフォーマンスを回復してくれる力があるのです。

ガルウェイはゴルフでも凄い!

インナーゲームを使ってテニスのコーチとして、数々のプロを育成してきたガルウェイ氏ですが、自分自身も、この理論の実証のために、こんなチャレンジをしています。

それがゴルフです。

週に一回の練習で、スコア80を切るというチャレンジをゴルフで行っています。

スコア70を切れればプロとして十分通用するレベルです。

スコア80というのは、素人が目指すにはかなり難易度が高い数字ですが、それを週に一回の練習だけで達成しようというものです。

このチャレンジについては具体的にインナーゲームをどう応用したのか?をまとめた本がありますのでそちらをご参照ください

スランプが治らない理由

ここまではインナーゲーム理論の視点からスランプに陥ったとき、ドツボにハマる原因を語ってきましたが、心理学の世界ではどのように言われているか見てみたいと思います。

アメリカの元心理学会の会長で、「学習性無気力」の概念やポジティブ心理学などで有名なマーティン・セリグマン博士はこのように言います。「人が苦難から快復することを妨げてしまう要因は3つある」

3つのPが悪循環を生み出す

  1. 個別化(Personalization):自分だけに悪いことが起こっていると考える
  2. 普遍化(Pervasiveness):この問題が、人生のすべてに悪影響を及ぼすと考えてしまう
  3. 永続化(Permanence):この問題の悪影響は、いつまでも続くと考えてしまう

この三つの考え方が、苦境に陥った時に快復を遅らせてしまうのです。ですので問題に直面した時にこのような考え方を避けるようにしましょう。

スランプから早く抜け出すには?

スランプを早く抜け出すためには三つあります。その三つをこれからひとつずつを紹介していきましょう

考え方を変える(3つのPを避ける)

まずはマーティン・セリグマン博士が転生する三つの P を避けるようにしてください。

このように自分に言い聞かせるだけでいいです。

  1. 非個別化:誰もがスランプに陥る
  2. 非普遍化:悪影響は、人生のごく一部にだけ
  3. 非永続化:スランプは、一時的なもの

これだけでスランプからの回復を妨げるものを一つ排除することができます。

良い状態を思い出す

二つ目は、最高のプレーができていた時のことを思い出すことです。

最高のプレーができていた時に、どこにいたのか?その時に誰がいたのか?周りに何があったのか?どんな匂いがして、どんな感覚だったのか?その具体的なイメージを思い出してみてください。

そして、本能を信頼してこうオーダーしてみるのです。「これをやってみてほしい」と。

他にも、最高のプレーができていた状態を10点として今の動きは「10点満点中何点ぐらいかチェックする」というのも有効です。

本能にアウトプットさせる

インナーゲームによると、自我(理性)が本来のパフォーマンスを妨げてしまうので、自我(理性)を黙らせる必要があります。

インナーゲームではそのための様々なテクニックありますが、その中で本番の時に利用されるテクニックをご紹介します。

それが呼吸に意識を集中させる。呼吸を数えるのもいいでしょう。呼吸の音に意識を向けるのもいいです。とにかく、呼吸に意識を向け続けることは、自我(理性)を鎮めるのに役に立ちます。

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